所長の紹介

皆様、こんにちわ。所長の 船津(ふなつ) です。

 

 私は鳥取大学獣医学科を卒業してから30年以上にわたって、臨床獣医師として動物たちの命と向きあってまいりました。獣医師は全科目診療ですが、特に消化器内科および外科に興味を持って取り組みました。

 

 病院で診療するかたわら、学会評議員として10年間にわたり九州地区の学術の発展に寄与してまいりました。

 

 その後、福岡県獣医師会の理事として、犬猫の殺処分数を減らすために「あすなろ猫」という新しい考え方を作り、「飼い主のいない猫」の不妊去勢手術を推進して参りました。また、災害時における動物救護の専門チームである「VMAT」を日本で初めて福岡に作りました。現在福岡には50名あまりのVMAT隊員が万が一の災害に備えて待機しています。

 全国的には、災害動物医療研究会の役員として、全国的なVMATの養成にも関与しています。

 

 近年は、「殺処分減少」「災害時動物救護」「動物の高齢化」などの話題を中心として、動物とヒトが暮らしやすい社会を作るために全国で講演活動を行っています。

 

 動物が家族の一員となったとはいえ、それはあくまでも動物好きの人の思いであり、まだまだ社会全体が動物を家族であると認識しているわけではありません。また、家族だからといって、動物の個性や権利を無視して人間的な生活をさせてしまい、その結果動物の体調が悪くなってしまう例も多く見てきました。

 

 動物とヒト、それぞれの分野はとても進んでいますが、両者のバランスを取る環境の研究はまだまだ十分とは言えません。そこで、動物とヒトを結びつける方法を考える場を作ることにしました。

 

 まだまだ、できたばかりで乳飲み子のような研究所ですから、皆様のご協力とご支援を

お願い致します。

 

動物環境科学研究所・所長 船津 敏弘